言葉の花束　教育長メッセージ

最終更新日：2025年9月1日

『未来を生きる子どもたちへのメッセージ』（66）

『夏休みのイベントⅡ』

　半年ぶりに映画を見に行きました。話題の邦画『国宝』を見てきました。初めてのレイトシアターは20時15分のスタートでした。さすがに人気のせいもあり、夏休みの土曜日ということもあって、会場は大入り満員でした。映画を見ていて思った事は、これほどの作品を制作するためには、歌舞伎に関する取材が大変だったろうと思いました。物事を創り上げる上で、調べることや体験することの大切さを感じました。2人の主人公については、日本舞踊や歌舞伎役者としての仕草のマスターが大変だったと思います。それを克服した上での映画でしたから、それぞれの場面の美しさを感じました。長時間の映画でしたが、評判通りの素晴らしい仕上がりでした。

　24日、市の文化会館で「お囃子演奏会」が行われました。尾張津島秋祭りの歴史講演会と山車のお囃子発表会が行われました。今年は講師の方から「七切祭り」についてお話をうかがいました。七切祭りはもともと市神社（米町）のお祭りで、高屋敷・麩屋・布屋・池町・小之座・北町・米町、七つの町内が参加します。いずれも天王通り周辺の町ばかりです。その中で今年は高屋敷・布屋・米町のお囃子演奏がありました。演奏の一曲一曲が長いこと、演奏の曲が沢山あることに驚きました。祭りのクライマックスの車切に演奏される曲や山車が祭り蔵に引き上げていく時、演奏される曲は聞き覚えがありました。町内の人たちの祭りを通した結びつきを感じる発表会でした。

　再び「アンパン」について。以前お話しましたが、私はやなせたかし氏とアンパンマンが好きです。アンパンマンがバイキンマンを徹底的にやっつけない姿が好きです。正義だけの人はいないし、悪だけの人もいません。心の中には、正義も悪も住んでいます。そんなやなせ氏の奥さんを主人公にした朝の連続ドラマ「アンパン」を見ています。夏休み、やなせたかし氏の『わたしが正義について語るなら』という新書サイズのエッセイを読みました。「正義はある日突然逆転する」「自己犠牲の伴わない正義は嘘くさい、傷つくことなしには正義は行えない」アンパンマンの心情や立場を分かりやすく解説している本です。

　今年の夏は残暑が厳しそうです。皆さんどうか健康に気をつけ、暑さを乗り切れるように自愛ください。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　令和7年9月1日
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　津島市教育委員会
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　教育長　浅井厚視

＜過去のメッセージ＞
『未来を生きる子どもたちへのメッセージ』令和4年4月(PDF:144KB)

『未来を生きる子どもたちへのメッセージ』令和4年5月(PDF:145KB)

『未来を生きる子どもたちへのメッセージ』令和4年6月(PDF:141KB)

『未来を生きる子どもたちへのメッセージ』令和4年7月(PDF:140KB)

『未来を生きる子どもたちへのメッセージ』令和4年8月(PDF:136KB)

『未来を生きる子どもたちへのメッセージ』令和4年9月(PDF:137KB)

『未来を生きる子どもたちへのメッセージ』令和4年10月(PDF:134KB)

『未来を生きる子どもたちへのメッセージ』令和4年11月(PDF:143KB)

『未来を生きる子どもたちへのメッセージ』令和4年12月(PDF:147KB)

『未来を生きる子どもたちへのメッセージ』令和5年1月(PDF:133KB)